最終更新日:2026年10月29日

舞鶴市では現在、2つの大型企業誘致事業が進められています。

一つは、高野由里地区で建設中のアイリスオーヤマの飲料水工場(投資額約140億円)。

もう一つは、平工業団地で進められているユビタスのAIデータセンター(投資額約180億円)です。

合わせて約320億円という大型民間投資です。

私は企業誘致そのものに反対しているわけではありません。しかし、この2つの事業については非常に心配しています。

想像以上に巨大なアイリスオーヤマ舞鶴工場

現在建設中の「アイリスオーヤマ(株)舞鶴工場新築工事」は、延べ床面積約6万8,471平方メートルという大規模な施設です。

現場を見ると、想像以上の巨大さに驚かされます。

この工場では、地域の地下水を利用してペットボトル入りの天然水などを製造する計画です。

地元住民からは、大量の地下水取水による地盤沈下や渇水、周辺環境への影響を心配する声が届いています。

実際に地元説明会に参加した住民から、不安の声が出ていたことも直接聞いています。

しかし、地下水の取水量や環境への影響、住民の質問に対する企業側の回答など、肝心な情報が十分に見えてきません。

行政や現職市議会議員からも、こうした住民の不安に対する具体的な情報発信が乏しいと感じています。

AIデータセンターでも同じ問題が起こらないか?

平工業団地で進められている「舞鶴 AI Data Center」についても同様です。

AIデータセンターでは、電力消費、騒音、排熱、冷却水などが問題になる場合があります。

もちろん、舞鶴でこうした問題が発生すると決まったわけではありません。

しかし、建設が進み、施設の実態が明らかになってから、住民が初めてリスクを知るようなことになっては困ります。

企業誘致のメリットだけでなく、将来のリスクや行政の負担についても、事前に情報公開する必要があると考えています。

パーム油火力発電を止めた経験から

私がここまで警戒するのには理由があります。

かつて舞鶴市で計画されていたパーム油火力発電所の建設に反対し、計画を止めた運動に代表者の一人として関わってきたからです。

その経験から、行政と企業が一体となって事業を推進するとき、メリットばかりが強調され、住民にとって不都合な情報が十分に伝わらないことがあると身をもって感じてきました。

また、問題が発生した際に、行政と企業の責任が曖昧になる事例も見てきました。

今回の2つの事業で、住民が騙されていると言うつもりはありません。

しかし、地元には都合の良い情報ばかりが伝えられ、リスクについて十分な説明がされていないのではないかと懸念しています。

万が一のときは住民と一緒に戦う

私の立場は明確です。

企業誘致そのものには反対しません。

また、現時点では建設地の住民から直接、調査や対応を求められているわけではありません。地域の意思を確認せず、私が率先して反対運動を始めるつもりもありません。

しかし、万が一、地下水や環境、住民生活に関わる問題が発生し、地域の皆さんが立ち上がることになれば、私は一緒に戦います。

パーム油火力発電所の建設計画を止めた反対運動の代表者の一人として、その経験を生かします。

そして、そのとき私が舞鶴市議会議員の立場にあるのであれば、必ず住民側に立ち、情報公開、原因究明、行政への追及、問題解決に向けて全力で奮闘させていただきます。

企業誘致は、建設できれば成功というものではありません。

雇用や税収だけでなく、地域住民が安心して暮らし続けられることが重要です。

企業誘致の成果は行政や企業のもの。失敗したときの負担だけを住民に押し付けてはならない。

これが、パーム油火力発電の反対運動を経験し、2026年の舞鶴市議会議員選挙に立候補を表明している森本たかしの考えです。


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