最終更新日:2026年10月28日

現職議員の得票を検証!
投票率30%台も想定?
当選ライン600票台説を考える
2026年11月15日に投開票される 舞鶴市議会議員選挙。
今回の選挙について、 私はこれまでとは違う特徴があると考えています。
それは、政策論争が十分に伝わらないまま、 選挙が進んでいるのではないかということです。
市長を支持する勢力と、 それ以外の既存の政治勢力との対立ばかりが 目立っているように感じます。
本来なら、中央図書館、医療、インフラ、 財政など、市民生活に直結する問題を もっと議論すべきではないでしょうか。
今回は私自身の選挙情勢に対する見立てを、 過去の公式開票結果と比較しながら整理します。
過去の得票数は選挙管理委員会の確定結果です。 一方、今回の投票率や当選ラインについては 私の仮説や選挙関係者の非公式な見立てです。 世論調査に基づく予測ではありません。
1.前回の開票結果に1,100票の線を引く
まず、2022年の舞鶴市議会議員選挙の 公式開票結果をご覧ください。
今回は、この表に 1,100票という境界線を引いてみました。
この表で明らかなのは、 2022年に1,100票以上を獲得した候補者は 14人全員が当選していたことです。
1,100票を境に分けると、 過去の得票分布には違いが見えてきます。
ただし、1,100票以上なら今回も安全、 それ未満なら落選するという意味ではありません。
これはあくまで、過去の実績を使った 分析上の区分です。
2.現職議員の得票構造を考える
過去の得票数を考えるうえで、 私が注目しているのは、 単なる票数だけではありません。
地域での活動実績、後援会、政党組織など、 継続的な支持関係がどのように形成されてきたかも 重要だと考えています。
一方、前回の得票が1,100票未満だった現職については、 今回どのように支持が変化するかを 検証する必要があると思います。
新しい候補者の参入、投票率の変化、 支援関係の変化など、 過去とは条件が異なるからです。
組織的な支持も重要な比較材料
公明党や日本共産党は、 継続的な政党活動や地域での組織活動を 行ってきた政党です。
2022年の得票実績を合計すると、 次のようになります。
| 党派 | 候補者数 | 合計得票数 |
|---|---|---|
| 公明党 | 4人 | 4,988票 |
| 日本共産党 | 3人 | 3,395票 |
| 合計 | 7人 | 8,383票 |
この数字は2022年の実績です。 組織的な支持がどこまで継続しているのか、 候補者数の変化によって得票がどう変わるのかは、 今回の結果を待つ必要があります。
過去の得票実績と組織的な支援関係は、 区別しながら検証したいと思います。
3.投票率は40%台前半、30%台も?
私が今回の選挙で特に気にしているのは、 有権者の政治に対する期待感です。
「どうせ誰が当選しても変わらない」
こうした声を聞くことがあります。
もちろん、これらの意見が市民全体を 代表しているわけではありません。
しかし、候補者の政策や活動が 有権者に伝わっていないとすれば、 それは地方政治にとって重大な問題です。
2022年の市議選の投票率は50.10%でした。 一方、2026年4月の府知事選における 舞鶴市の投票率は40.33%でした。
私は、今回の市議選についても、 40%台前半や30%台という投票率を 検討対象にしています。
ただし、これは世論調査による予測ではなく、 有権者の関心低下という仮説を 検証するためのシナリオです。
投票率35%と45%では、 有効投票数に約6,140票もの違いが生じます。
ただし、投票率が下がっても、 すべての候補者の得票が 均等に減るとは限りません。
4.今回は候補者が2人減るケースも考える
今回の候補予定者一覧では、 34枠の情報が掲載されています。
一方、私はそのうち2人が出馬しなかった場合の シナリオも考えています。
仮に候補者32人となれば、 議員定数24人に対して落選者は8人です。
| 比較項目 | 2022年 | 2026年仮定 |
|---|---|---|
| 候補者数 | 29人 | 32人 |
| 議員定数 | 25人 | 24人 |
| 落選者数 | 4人 | 8人 |
実際の立候補者数は、 11月8日の届出で確定します。
候補者が増える場合、 どの候補者に票が集中し、 どの候補者の間で票が分散するのかが 重要になります。
5.票の分散が当落境界を変える
例えば、仮に32人が立候補して、 全候補者に均等に票が配分された場合、 平均得票数は以下のようになります。
| 投票率 | 想定有効票 | 32人平均 |
|---|---|---|
| 35% | 21,491 | 約672票 |
| 38% | 23,333 | 約729票 |
| 40% | 24,560 | 約768票 |
| 42% | 25,788 | 約806票 |
| 45% | 27,631 | 約863票 |
実際の得票分布には偏りがあるため、 24位の得票数が平均から どれほど離れるかは分かりません。
上位候補に票が集中し、 残りの票が多数の候補者に分散すれば、 24位の得票数は平均より低くなる場合があります。
反対に、票の分布によっては 比較的高い得票数が必要になる場合もあります。
この違いを過去の選挙と比較することが、 今回の分析の狙いです。
6.当選ライン600票台説を考える
選挙関係者の間には、 今回の当選ラインを600票台とみる意見や、 800票を一つの目安とする見方があります。
私はこれらを、 今回の得票構造を考えるための仮説として 紹介しておきたいと思います。
今回の定数は24人です。
そのため、実際に注目すべきなのは 24位と25位の得票数です。
2022年の24位は873票でした。 今回の得票分布がどう変わるのか、 現時点ではまだ分かりません。
7.選挙後に何を検証するのか?
今回の選挙結果が出たら、 私は単に当選者と落選者を 確認するだけで終わらせたくありません。
過去の結果と比較して、 どこにどのような変化があったのかを 調べたいと思っています。
| 検証項目 | 注目する内容 |
|---|---|
| 投票率 | 過去からの変化 |
| 24位・25位 | 実際の当落境界 |
| 得票分布 | 上位への集中と下位への分散 |
| 落選候補への票 | 合計得票数と割合 |
| 組織的な支持 | 過去の得票実績との変化 |
森本たかしの問題提起
今回の舞鶴市議選で私が 最も問題だと感じているのは、 当選ラインが何票になるかということだけではありません。
市民が候補者の政策を比較し、 舞鶴の未来を考えて投票できる状況に なっているのか。
そこが一番重要だと思っています。
今回の選挙には、 投票率、候補者数、得票の集中と分散など、 さまざまな不確定要素があります。
選挙後には今回の仮説と実際の数字を比較し、 何が起こったのかを検証したいと思います。
参考資料
※当選ラインに関する見立てと投票率のシナリオは 公式な予測ではありません。


