舞鶴再生計画 Maizuru Revival System

今こそ、「市民ファースト」の行政へ――信頼される市役所をつくるために

いま舞鶴市で、市役所の対応に関する苦情やトラブル、いわゆる「カスタマーハラスメント(カスハラ)」問題が話題になっています。
しかし私は、これは一部の市民のせいではなく、市役所の「対応力の欠如」こそが本質的な問題だと考えています。

本ページでは、舞鶴市役所を抜本的に改革し、市民が信頼できる行政組織へと再生するための政策提案をお伝えします。


【1. 外部人材の積極登用|舞鶴市役所に“血の入れ替え”を】

✅ 民間からの中途採用を大胆に進める

私がこれまで接してきた楽天・ヤフー・Amazonなどの成長企業では、業界や職種を問わず、中途採用による優秀な人材登用が極めて活発です。

たとえば…

  • 海上自衛隊から楽天へ
  • 現場監督からヤフーへ
  • 百貨店から外資系企業へ
  • 行政職からIT企業へ

民間企業では、「スキルを活かし、成長するための転職」が当たり前です。

一方、舞鶴市役所はどうでしょうか?
残念ながら、公務員文化に染まり切った「内向き体質」「硬直化組織」が根深く残り、民間的な感覚やスピード感はほぼ皆無です。

だからこそ私は提案します。

舞鶴市役所には、中途採用による“外部人材の大量登用”が必要です。


【2. 中途採用ターゲット:建築・土木・IT分野】

舞鶴市の将来を左右する中核部門で、深刻な機能不全が発生しています。

📉 代表的な事例

  • 閑谷ポンプ場事件:設計ミスで9億円の損失、工事中止。
  • FMまいづる電波塔事件:1億8,000万円かけたが、電波届かず。
  • 西駅違法建築事件:違法建築をごまかすための架空発注と公金詐取。

さらに、IT分野でも…

  • システム設計を外部に丸投げ
  • 高額システムが使い物にならず
  • 保守費用だけが膨れ上がる

まさに、市役所が「業者のカモ」になっている状況です。


✅ 解決策:部長級に民間ベテラン技術者を起用

部門トップに実務経験のある外部人材を起用することで、次のような変化を起こせます:

  • 技術力を内部に蓄積
  • 発注・契約の適正化
  • 公金の無駄遣いの防止
  • 若手職員の実践的育成

これが、**「市役所のインフラ人材刷新」**の要です。


【3. 技術人材の育成:舞鶴高専・ポリテクとの連携】

舞鶴には、優れた技術教育機関として舞鶴高専やポリテクセンターがあります。

  • 産学官連携による人材育成
  • インターン・職員研修制度の導入
  • 技術職枠の地元採用枠設置

を通じて、地元に「育て・雇う」循環型雇用モデルを構築していきます。


【4. 一般職改革:最大の難所を突破する】

市役所の一般職では、次の3つの課題が深刻です。

「変わらない」「使えない」「給料が高い」

このままでは、市政そのものの信頼性が揺らぎます。

✅ 解決策

  • 大胆な早期退職制度
  • リストラと再配置
  • 能力評価に基づいた人事制度

そしてもうひとつ重要なのが、

外部からの一般職採用の導入

  • 都市部からのUターン人材
  • 主婦や副業人材の採用
  • キャリア経験者の限定職採用

など、「新卒主義」からの脱却が必要です。


【5. AI導入で、効率的な“使える職場”へ】

今ある人員ですべてを改善するのは難しい――
だからこそ、AIと業務改革を組み合わせて「生産性の高い職場」に進化させます。

✅ 即実行すべき改革

  • 業務フローの簡素化・無駄な業務の廃止
  • 書式・データの標準化(AI対応フォーマット)
  • トレーサビリティ導入で業務責任を明確化
  • AIチャット・文書自動化・窓口予約システムなどの導入

重要なのは、

「現状に合わせたAI導入」ではなく、
**「AIが使いやすい環境そのものを整えること」**です。


【6. 市民対応の革命:「市民の役に立つ所」構想

今、市役所に求められているのは“カスハラ対策”ではなく、**“対応力の再構築”**です。

  • 現状:対応スキル不足で誤解や不信感が生まれている
  • 解決策:対応専任部署の創設と専門スタッフの配置

✅ 「市民の役に立つ所」=舞鶴市のCS(カスタマーサービス)部門

  • 窓口を一本化し、対応のプロが対応
  • 定年警察官や接客経験者を活用
  • 他部署に指示できる実質的リーダー権限を付与
  • 福祉や障害対応の専門家も常駐

ここを「市役所の出世コース」と位置づけ、最も優秀な職員を配置すれば、
全庁が“市民のための行政”に変わっていきます。


【7. 結論|市役所を、信頼される「使える機関」へ】

舞鶴市がこれから生き残るために――

  • 市役所は変わらなければならない
  • 人が変わり、仕組みが変わり、発想が変わることが必要
  • 外部人材、AI、効率化、教育機関との連携を通じて、
    “公務員ではなくプロフェッショナル”が働く役所へ

市役所が「信頼される場所」に生まれ変われば、
舞鶴は市民にとっても、企業にとっても、住みたい・働きたいまちになります。


今こそ、はじめよう。

「できない理由」ではなく、
「どうすればできるか」を考え、実行に移す時です。

一歩ずつ着実に、
舞鶴市役所を、市民のための“再生エンジン”へ。