最終更新日:2026年10月24日

税金は減らすことより、使い方が大切!舞鶴市内への経済波及効果を重視する財政改革
最近、友人から「森本たかしは緊縮財政派だと思われている」と聞きました。
緊縮財政とは、簡単に言えば、行政がお金を使うことを抑えて、財政を引き締める考え方です。
確かに私は、舞鶴市の税金の無駄遣いを厳しく批判してきました。
しかし、何でも予算を削減すればよいとは考えていません。
市民の命や暮らしを守るために必要な事業であれば、市が借金をしてでも積極的に投資すべきだと考えています。
私が重視しているのは、次の3つです。
- 市民生活にとって本当に必要な事業なのか?
- 費用に見合う効果があるのか?
- 舞鶴市内にどれだけ経済効果をもたらすのか?
特に3つ目の「舞鶴市内への経済波及効果」は、これからの舞鶴市の財政運営で重視すべきだと考えています。
税金を使うこと自体が悪いのではありません。
税金を使って、舞鶴市民の暮らしを良くし、地域経済を元気にすることが大切なのです。
1. 私が反対すること、賛成すること
具体的な事業で比較すると、私の考え方が分かりやすくなると思います。
| 反対・見直すこと | 賛成・進めたいこと |
|---|---|
| 47億円以上かかる新しい中央図書館 | 既存図書館の改修と蔵書の充実 |
| 効果が小さいと考えるポンプ場建設 | 土地のかさ上げや堤防による浸水対策 |
| 新しい道路やトンネルの建設 | 既存道路や橋の修復 |
| 新しい大型公共施設の建設 | 既存施設の長寿命化と定期的なメンテナンス |
| 京都府外の業者へのクラブ活動の委託 | 京都府内の業者への委託 |
| 公共施設管理の外部委託 | 市役所による内製化や第三セクター化 |
| 安さだけで選ぶネット印刷 | 地元印刷業者への発注 |
| 行政主導の観光PRやイベント | 民間主体の観光事業 |
| 税金を使った海外交流事業 | 市民生活に必要な事業への予算配分 |
| 行政に大きな負担が残る官民連携事業 | 民間主体で採算が確保できる事業 |
| 外部コンサルタントへの過度な依存 | 職員のスキルアップと業務の内製化 |
| 非効率な行政事務 | IT・AI・データベースによる効率化 |
| 観光行政への人員配置 | 医療・福祉行政への人員再配置 |
例えば、新しい中央図書館の建設には反対ですが、図書館そのものに反対しているわけではありません。
既存の図書館を改修し、本を増やし、利用しやすくするための予算には賛成です。
浸水対策も同じです。
私は、費用に対して効果が小さいと考えるポンプ場建設には反対ですが、区画整理による土地のかさ上げや堤防整備など、浸水被害を減らすための投資には賛成です。
もちろん、それぞれの工事の効果や周辺地域への影響は、十分に調べる必要があります。
私は公共事業をなくしたいのではありません。公共事業の中身を変えたいのです。
2. 税金は、できるだけ舞鶴市内で循環させる
私は以前から「税金の地産地消」を訴えています。
これは、税金を使うときに、できるだけ地元企業や地元の人たちに仕事が回るようにするという考え方です。
例えば、市役所が印刷物を発注するとします。
市外のネット印刷なら8万円。
舞鶴市内の印刷会社なら10万円。
金額だけを見れば、ネット印刷の方が2万円安くなります。
しかし、地元の印刷会社に発注すれば、その10万円は地元企業の売上になります。
従業員の給料や地元での買い物、次の仕事につながる可能性があります。
このように、ある仕事に使ったお金が、ほかの仕事や消費にも影響することを「経済波及効果」といいます。
もちろん、地元に発注すれば必ず得になるわけではありません。価格差や品質、実際に地域へ残るお金も調べなければなりません。
しかし、市役所が支払う金額だけで判断するのではなく、舞鶴市全体にどれだけ利益があるのかを考えるべきだと思っています。
公共工事でも、市内企業が施工できる仕事は、市内発注を増やす。
市内で対応できなければ、京都府内の事業者を活用する。
今は市外の大企業に任せている仕事でも、工事の発注方法を工夫したり、地元企業の技術力を育てたりすることで、市内に移せる仕事があるはずです。
ただし、公平な競争や安全性、品質の確保は大前提です。
市外の事業者でなければ対応できない重要な工事まで、無理にやめるという意味ではありません。
税金を使うなら、その効果ができるだけ舞鶴市内に残る仕組みをつくる。
これが、私の考える「税金の地産地消」です。
3. 新しく造るより、今あるものを大切にする
舞鶴市には、道路、橋、学校、図書館など、たくさんの公共施設があります。
これらは造って終わりではありません。
長く使うためには、定期的な点検や修理が必要です。
例えば、道路の小さな傷みを放置すれば、やがて大きな修理が必要になることもあります。
建物も同じです。
壊れてから直すのではなく、壊れる前に手入れする。
私は、新しいハコモノや道路を次々と造るよりも、既存施設の長寿命化やメンテナンスに積極的に予算を使いたいと考えています。
こうした修理や維持管理は、地元の建設会社や設備会社が担える仕事も多くあります。
つまり、公共施設を大切に使うことは、地元企業の仕事を増やすことにもつながります。
市民生活に必要な施設を守りながら、地域経済にもお金を回す。
私は、そうした公共投資を重視します。
4. 市役所の仕事を減らして、職員の能力を高める
税金の地産地消を実現するためには、市役所自身の能力も高める必要があります。
私は、現在の舞鶴市役所には、業務の内製化や発注方法の改革を進めるための専門能力を、さらに高める余地があると考えています。
外部のコンサルタントや専門業者に任せている仕事も、市役所自身でできるようになれば、行政の能力が高まります。
しかし、忙しい職員に「もっと勉強しろ」と言うだけでは何も変わりません。
まず必要なのは、日々の仕事を効率化することです。
入力項目を1つ減らすだけでも改革になる
例えば、市役所で使っている書類の入力フォーム。
入力項目を1つ減らすだけでも、その書類を年間1万回使っていれば、1万回分の入力作業を減らせます。
同じ名前や住所を何度も入力する必要がないように、データベースを活用する。
AIやITを使って、書類作成や入力、確認作業をできるだけ自動化する。
個人情報の保護や正確さを守りながら、小さな改善を積み重ねていきます。
職員にもっと速く働いてもらうのではありません。仕事そのものを減らすのです。
そして、生まれた時間を研修や資格取得、専門技術の習得に使います。
職員の能力が高まれば、外部に任せていた仕事を内製化できる可能性が広がります。
さらに、地元企業に発注できる仕事も増やせます。
私は、職員を減らすためではなく、職員の能力を十分に生かすための行政改革を進めたいのです。
5. 観光は民間に任せる
私は、観光事業は基本的に民間が行うべきだと考えています。
観光客が来て、飲食店や宿泊施設などが利益を出せるのであれば、民間が投資し、運営すればよいのです。
一方、採算が合わず、税金を投入し続けなければ成り立たない観光事業は、原則として撤退すべきだと考えています。
もちろん、観光施設そのものの収支だけでなく、周辺のお店や宿泊施設への経済効果も確認する必要があります。
しかし、効果がはっきりしないまま、行政が観光PRやイベントに税金を使い続けることには反対です。
行政は、民間企業の営業部ではありません。
行政が行う観光PRや商業的なイベントは縮小し、民間が主体的に取り組む仕組みに変えていきます。
Park-PFIなどの官民連携事業も同じです。
民間が自ら投資し、経営することには反対しません。
しかし、行政に大きな財政負担や管理負担が残る事業は見直します。
また、税金を使った海外交流事業についても廃止する方針です。
行政が何でも行うのではなく、本当に必要な仕事に集中すべきだと考えています。
6. 観光から医療・福祉へ人材を移す
行政が観光事業やPR業務を減らせば、その仕事に使っていた職員の時間と人材を、ほかの仕事に振り向けることができます。
私は、その人材を医療や福祉の分野に再配置したいと考えています。
例えば、高齢者の相談支援、介護サービスの調整、医療機関との連携、福祉制度の運営など、市役所が担うべき仕事はたくさんあります。
必要に応じて職員の研修や専門知識の習得を進め、行政サービスの充実につなげます。
職員を減らすのではなく、市民に必要な仕事へ人材を移す。
これも私が考える行政改革です。
7. 行政は社会保障・インフラ・教育に集中する
私は、行政が特に力を入れるべき仕事は、大きく3つだと考えています。
① 社会保障
医療、介護、高齢者福祉、子育て支援など。
病気になっても、年を取っても、安心して暮らせる環境を整えることです。
② インフラ
道路、橋、河川、上下水道、防災設備など。
市民の命や暮らしを守るための設備を、安全に使える状態に保つことです。
本当に必要な工事であれば、市債を発行してでも積極的に投資すべきだと考えています。
③ 教育
学校施設の整備、教育環境の充実、図書館の改修や蔵書の充実など。
立派な建物を造ることより、子どもたちが安心して学べることを優先します。
これらは、利益が出るかどうかだけで判断してはいけない仕事です。
経済波及効果が小さくても、市民の命や暮らしを守るために必要な事業はあります。
消防や環境衛生など、行政が責任を持つべき仕事も当然続けます。
行政は社会保障・インフラ・教育を中心に、市民に必要なサービスを公平に提供することに力を入れるべきです。
税金は、一部の企業や特定の人のためではなく、市民全体の利益と、支援を必要とする人たちのために公平に使う。
これが、私の考える税の再分配です。
8. 質実剛健!小さくても仕事ができる行政へ
私が目指すのは、質実剛健な舞鶴市役所です。
質実剛健とは、見た目の派手さより、中身がしっかりしていること。
立派な建物や派手なイベントがなくても、市民の暮らしをきちんと支えられる行政です。
無駄な仕事を減らす。
職員の能力を高める。
民間ができる仕事は民間に任せる。
地元企業に仕事を増やす。
市内への経済波及効果を重視する。
そして、社会保障、インフラ、教育に予算と人材を集中させる。
私は、大きな組織だから仕事ができるとは考えていません。
小さくても、能力が高く、しっかり仕事ができる行政にしたいのです。
9. そのためには議会から変わらなあかん!
しかし、これらの改革は、市役所だけが頑張っても実現できません。
市議会も変わる必要があります。
市議会議員の大切な仕事は、行政が提案する事業をしっかり調べることです。
その事業は本当に必要なのか?
費用に見合う効果があるのか?
舞鶴市内にどれだけ経済波及効果があるのか?
地元企業で対応できないのか?
将来に大きな負担を残さないのか?
こうしたことを議会が徹底的にチェックしなければなりません。
そして議会自身も、議員定数や経費、仕事の進め方を見直す必要があります。
行政に改革を求めるのであれば、議会も自ら改革に取り組むべきです。
行政を変えるには、まず議会から変わらなあかんのです!
最後に ― 税金を舞鶴の未来につなげる
私は緊縮財政を目指しているわけではありません。
税金を使わない政治を目指しているわけでもありません。
必要な事業には、しっかり投資する。
しかし、必要性の低い事業や無駄な仕事は減らす。
そして、生まれた予算や人材を、市民の暮らしを支える仕事に振り向ける。
公共工事や行政の発注では、舞鶴市内への経済波及効果を重視し、地元企業の仕事と雇用を増やしていく。
市役所の仕事を効率化し、職員の能力を高め、行政が本来やるべき仕事に集中する。
減らすのは無駄な仕事。増やすのは市民の安心と地域の仕事。
税金は、減らすことより使い方が大切です。
質実剛健!小さくても仕事ができる舞鶴市へ。
それが私、森本たかしの目指す財政改革であり、市役所改革です。
やばいぜ舞鶴!

