最終更新日:2026年8月31日

この記事の要約
令和7年度の舞鶴市一般会計の歳入は 約429億円、 市税収入だけでも 約119億円 あります。
舞鶴市は「お金がない街」なのではなく、 これだけの税金をどう使うか が問われているのではないでしょうか。
必要な防災、道路、上下水道、教育、福祉、医療などにはしっかり税金を使う。 その一方で、成果の見えにくいPR事業やイベント、費用対効果の低い委託、 役割を終えた事業は見直す必要があります。
税金は「どれだけ使ったか」ではなく、 その支出でどれだけ市民の利益を生み出したか で評価するべきです。
無駄を減らし、優先順位をつけ、市内でお金を循環させ、 本当に必要なところへ集中して使う。 税金をもっと効率よく運用できていれば、舞鶴市は今よりもっと輝けたはずです。
舞鶴市には、本当にお金がないのでしょうか。
令和7年度の舞鶴市一般会計の歳入は、
429億1,624万4,004円。
そのうち、市税収入だけでも、
118億9,994万5,258円。
あります。
私は、この数字を見て改めて思いました。
舞鶴市は、お金がない街ではありません。
人口7万人余りの地方都市で、毎年これだけのお金が動いています。
問題は、
「お金があるか、ないか」ではなく、
「そのお金をどう使っているのか」
ではないでしょうか。
429億円は、市役所のお金ではありません
市民は働いて、市民税を払います。
家や土地を持っていれば固定資産税を払います。
車を持てば軽自動車税。
買い物をすれば消費税を負担し、その一部は地方消費税交付金として自治体に入ります。
さらに、国や京都府から入る補助金や交付金も、元をたどれば私たちが納めた税金です。
つまり、舞鶴市に入ってくる429億円は、
市役所が自分で稼いだお金ではありません。
市民や国民が働いて生み出し、行政に預けているお金です。
だからこそ、
1円でも無駄にせず、市民のために使う。
これが大前提だと思います。
税金は「使うこと」が目的ではない
私は、税金を使うこと自体を否定しているわけではありません。
消防は必要です。
道路も必要です。
上下水道も必要です。
学校も必要です。
福祉も医療も必要です。
防災にもお金は必要です。
必要な事業には、しっかり税金を使うべきです。
ただし、
必要な事業と、なくても困らない事業を同じように扱ってはいけない。
ここが大事です。
100万円の無駄。
500万円の無駄。
1,000万円の無駄。
一つ一つは小さく見えるかもしれません。
しかし、それが10事業、20事業、50事業と積み重なれば、簡単に億単位になります。
そのお金があれば、
道路を直せます。
老朽化したインフラを更新できます。
子育て支援を充実できます。
高齢者の移動支援もできます。
防災力を高めることもできます。
そして、場合によっては納税者への還元も考えられます。
「補助金が取れたからやる」でいいのでしょうか
行政では、
「国の補助金がつきます」
「京都府の補助金が使えます」
という説明をよく聞きます。
しかし私は、
補助金があることと、その事業に価値があることは別問題
だと思っています。
1,000万円の事業に国から500万円の補助金がつけば、
「市の負担は500万円です」
と説明されます。
でも、残りの500万円も税金です。
国のお金だから無駄遣いしていい。
京都府のお金だから使っていい。
そんな話ではありません。
大切なのは、
「補助金を取れたか」ではなく、
「その1,000万円を使う価値が本当にあったのか」
です。
舞鶴市はもっと輝けたはずです
私は、舞鶴市に可能性がないとは思っていません。
むしろ逆です。
港がある。
海上自衛隊がある。
製造業がある。
海も山もある。
歴史もある。
京都府北部の中では商業集積もあります。
そして毎年、一般会計だけでも400億円を超えるお金を動かしています。
これだけ条件がそろっている街です。
だからこそ、私は思うのです。
もし、この税金をもっと効率よく使えていたら。
もし、費用対効果の低い事業をもっと早くやめていたら。
もし、見栄えや話題性よりも、道路や上下水道など生活インフラを優先していたら。
もし、市外企業への委託だけでなく、市内でお金が循環する仕組みをもっとつくっていたら。
もし、「新しくつくること」より「今あるものを守ること」を重視していたら。
舞鶴市は、今よりもっと輝けたはずです。
私は、そこが本当に残念です。
税金は「どれだけ使ったか」ではなく「何を生み出したか」
行政の評価は、どうしても
「この事業を実施しました」
「イベントを開催しました」
「何人来場しました」
「補助金を獲得しました」
という話になりがちです。
でも、市民にとって本当に大事なのは、
その税金で何が良くなったのか。
です。
1,000万円使って、
何人の生活が楽になったのか。
何人の雇用が生まれたのか。
いくら地域経済に戻ってきたのか。
どれだけ将来の維持費を減らせたのか。
行政も、これからはもっと、
「事業をやったか」ではなく、
「税金1円あたり、どれだけ市民利益を生み出したか」
で評価するべきだと思います。
人口減少時代だからこそ、税金の使い方が重要になる
これから舞鶴市の人口は減っていきます。
働く世代も減ります。
一方で高齢化は進みます。
道路、橋、上下水道、公共施設はどんどん老朽化していきます。
今までと同じ感覚で、
新しい施設をつくる。
新しい事業を増やす。
イベントを増やす。
そんな行政運営を続けていけば、いずれ維持できなくなります。
だからこそ、これから必要なのは、
「税金を増やす行政」ではなく、
「今ある税金を上手に使う行政」
だと思います。
企業なら当然やっていることです
企業なら、売上が伸びなければ経費を見直します。
効果のない広告をやめる。
不要な契約を解約する。
売れない商品をやめる。
投資効果を検証する。
利益を生まない事業から撤退する。
これは当たり前です。
行政も同じだと思います。
むしろ、市民から預かった税金を扱う行政だからこそ、
企業以上に厳しく費用対効果を見るべきです。
「去年もやったから今年もやる」
「補助金があるからやる」
「予算がついたから使う」
ではいけません。
私が目指しているのは「何もやらない市役所」ではありません
誤解してほしくありません。
私が言いたいのは、
税金を使うな
ではありません。
必要なところには、しっかり使う。
そのために、
必要でないところには使わない。
これです。
防災。
道路。
上下水道。
教育。
福祉。
医療。
子育て。
市民生活を支える基盤には、しっかりお金を使う。
その一方で、
成果の見えないPR事業。
目的が曖昧なイベント。
費用対効果の低い委託。
役割を終えた事業。
こうしたものは、きちんと見直す。
そして、生まれた財源を本当に必要なところへ回す。
私は、それが
「市民の税金を守る」
ということだと考えています。
舞鶴市は「お金がない街」ではない
令和7年度一般会計歳入、
約429億円。
市税収入、
約119億円。
私は、この数字を見て悲観していません。
むしろ、
これだけの財源があるなら、まだ舞鶴は変えられる。
そう思っています。
問題は、お金の量ではありません。
使い方です。
無駄を減らす。
優先順位をつける。
事業の成果を数字で検証する。
市内でお金を循環させる。
必要なところに集中して使う。
もし、こうした行政運営がもっと早くからできていたら――。
舞鶴市は、今よりもっと輝けたはずです。
しかし、過去を嘆いているだけでは変わりません。
これから変えればいい。
429億円の使い道を変えれば、舞鶴の未来も変えられる。
私はそう考えています。

