最終更新日:2026年9月4日

舞鶴市大波下の住宅地でツキノワグマ2頭が民家に居座り、京都府内で初めて「緊急銃猟」が実施されました。人的被害はなく、私は市民の安全を最優先した英断だったと評価します。一方、翌朝には同じ地区で小熊1頭が目撃されており、引き続き警戒が必要です。
9月3日、舞鶴市大波下の住宅地で、ツキノワグマ2頭が民家の軒下に居座り、京都府内で初めてとなる「緊急銃猟」が実施されました。
結果として、親子とみられる2頭が捕獲・駆除され、人的被害はありませんでした。
私は今回の舞鶴市の判断について、市民の生命と安全を最優先した英断だったと評価します。
しかし翌朝の9月4日、同じ大波下地区で再び小熊1頭の目撃情報が入りました。
まだ警戒が必要です。
大波下の住宅地にクマ2頭
9月3日午後5時10分ごろ、舞鶴市大波下の民家で、
「縁の下にクマがいる」
と110番通報がありました。
現場は若浦中学校にも近い住宅地です。
確認されたのは、親子とみられるツキノワグマ2頭。
舞鶴市や警察などは周辺の道路を規制し、近隣住民に屋内退避を呼びかけました。
その後、舞鶴市は「緊急銃猟」の実施を決定。
捕獲されたのは、
- 体重約25キロの雌の成獣
- 体重約5キロの雄の幼獣
の2頭で、その後駆除されました。
幸い、けが人はいませんでした。
京都府で初めての「緊急銃猟」
緊急銃猟は、市街地など人の生活圏にクマなどが入り込み、人命への危険がある場合に、安全確保を行ったうえで自治体判断により実施できる制度です。
今回の舞鶴市での実施は、京都府内では初めてでした。
今回の場所は山の中ではありません。
学校にも近い住宅地で、周辺住民を屋内退避させ、道路を封鎖するほどの状況でした。
私はここまで危険が迫っている以上、人命を優先して駆除を決断したことは英断だったと思います。
クマがかわいそうという気持ちは理解できます。
しかし、判断を先送りした結果、市民や子どもが襲われてしまえば取り返しがつきません。
現場で対応された舞鶴市、京都府、警察、捕獲関係者の皆さんにも感謝したいと思います。
ただ、5キロほどの幼獣は助けられなかったのか
一方で、今回駆除されたうちの1頭は、体重約5キロの幼獣でした。
ここについては、私は少し複雑な思いがあります。
成獣が住宅地に入り込み、市民に危険が及ぶ状況であれば、駆除という判断を支持します。
しかし、体重5キロ程度のまだ小さな幼獣で、安全に確保できる状況であれば、
何とか助けてあげる方法はなかったのだろうか
とも思います。
もちろん、幼獣であっても野生動物ですし、保護や移送、受け入れ先など簡単な問題ではありません。
今回の現場判断を批判するつもりもありません。
ただ今後、同様のケースが起きた場合には、人命最優先を大前提としながら、幼獣については保護できる可能性も検討してほしいと思います。
もともと「親1頭・子2頭」が目撃されていた
今回、もう一つ気になる点があります。
大波下地区では、以前から
親1頭・子2頭
とみられるクマ3頭の目撃情報が出ていました。
今回駆除されたのは、
成獣1頭と幼獣1頭の計2頭。
つまり、もう1頭の行方が気になります。
【続報】翌朝、小熊1頭を目撃
そして翌9月4日午前7時ごろ。
同じ舞鶴市大波下の畑で、小熊1頭が目撃されました。
この小熊が、昨日まで確認されていた3頭のうち残る1頭なのか。
それとも別の個体なのか。
現時点では断定できません。
ただ、
親1頭・子2頭が目撃
↓
成獣1頭・幼獣1頭を駆除
↓
翌朝、同じ地域で小熊1頭を目撃
という時系列を見ると、関連している可能性は考えられます。
少なくとも、
「昨日2頭が駆除されたからもう安心」ではありません。
大波下周辺は引き続き警戒を
特に早朝や夕方、通勤・通学、犬の散歩、農作業などでは注意してください。
クマを目撃した場合は、
- 近づかない
- 大声を出さない
- ゆっくり後退して離れる
- 写真や動画を撮ろうとして追いかけない
- 行政や警察へ連絡する
ことが重要です。
小熊だけを見つけた場合でも、近くに成獣がいる可能性があります。
絶対に近づかないでください。
良い判断は、良いと評価したい
私は普段、舞鶴市の税金の使い方や政策を厳しく検証しています。
しかし、行政だから何でも批判すればよいとは思っていません。
良い判断は良いと評価する。
今回の緊急銃猟については、まさにそうです。
市民の生命を最優先して駆除を決断し、人的被害を出さなかった。
私はこの判断を支持します。
ただし、翌朝にも小熊が目撃されています。
大波下地区をはじめ、周辺地域の皆さんは引き続き十分注意してください。
クマを目撃した場合
舞鶴市役所 農林課
0773-66-1030
舞鶴警察署
0773-75-0110
決して近づかず、安全な場所から通報してください。

