舞鶴市内の小学校で、13日から給食が始まりました。
それに合わせて舞鶴市では、3学期から小学校給食の無償化が実施されています。

給食費の無償化は、たしかに多くの家庭から望まれてきた政策です。
物価高が続く中、家計負担の軽減につながることも事実でしょう。

しかし一方で、
圧倒的大多数の市民は、これまで子どもの給食費を当たり前のように支払ってきました。

また、子育て世代の中には
「子どもの給食費くらい、親が払うべきだ」
そう考える、責任感の強い保護者が数多くいることも忘れてはなりません。


ここで、もう一つ重要な事実があります。

舞鶴市では、
非課税世帯が全体の約33%を占めています。
そして、この非課税世帯については、これまでも給食費は無償でした。

つまり今回の給食費無償化は、
「新たに本当に困っている層を救った政策」というよりも、
これまで支払ってきた多数の世帯の負担を、市が肩代わりした政策
という側面が強いのです。


さらに見逃せないのが、そのタイミングです。

2026年4月からは、
国策として給食費無償化が進められる方針が明確になっています。
あと数か月待てば、国の財源で実施される可能性が高かった。

それにもかかわらず、
なぜ今、市の一般財源を使って先行実施したのか。

その理由について、
市民に十分な説明がなされているとは言えません。

この政策が3年前なら私も支持をしました。
しかし3か月後に国の給食費無償化が始まる今、
税金を使うに値する本当に必要な政策だったのでしょうか?


ここで、どうしても浮かぶ疑問があります。

これは、本当に今必要だった政策なのか。
そして――
11月に行われる市議会議員選挙のためではないと、言い切れるのか。

給食、子ども、無償化。
反対しづらく、分かりやすく、
選挙前に「やってます感」を出しやすい政策であることは否定できません。

もちろん、
子どものことを真剣に考えて賛成した議員がいることも事実でしょう。
しかし、政治は動機ではなく、結果と説明責任で評価されるべきです。


給食費無償化そのものが悪いのではありません。
問われているのは、

  • なぜ今だったのか
  • 国がやると分かっていて、なぜ市が先行したのか
  • 他に優先すべき課題はなかったのか

その説明が、市民にきちんとされていないことです。

善意に見える政策ほど、検証が必要です。
この判断が、純粋に子どものためだったのか。
それとも、選挙を意識したものだったのか。

市民は、静かに、しかし確実に見ています。

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