
舞鶴市は令和8年度予算案に、
北陸新幹線の舞鶴ルート誘致活動として340万円を計上しました。しかし、北陸新幹線の敦賀以西ルートは
2016年に 「小浜・京都ルート」 が決定しています。つまり舞鶴ルートは
一度すでに終わった話です。それにもかかわらず、今になって税金を使って誘致活動を行う理由は何なのでしょうか。
舞鶴市は令和8年度予算案に、
「整備新幹線誘致推進費」340万円を計上しました。
目的は北陸新幹線の舞鶴ルート誘致活動です。
しかし、そもそも論として確認しておかなければならない事実があります。
北陸新幹線の敦賀以西ルートについては、
2016年に与党プロジェクトチームが「小浜・京都ルート」を決定しています。
つまり
舞鶴ルートはその時点で一度完全に終わった話です。
実際、それ以降、舞鶴市内で
・舞鶴ルートを再誘致しよう
・市民運動を起こそう
といった議論や機運が盛り上がった事実はありません。
市民の間で強く求められている政策とは、とても言えないのが現実です。
なぜ今になって突然「舞鶴ルート」なのか
今回の予算書を見ると
・誘致決起大会の開催
・市民全体の機運の盛り上げ
・市民運動の展開
と書かれています。
しかし、市民の間で議論すら起きていないテーマに対して
行政が税金を使って「機運を作る」
必要があるのでしょうか。
しかも今年は
11月に市議会議員選挙
があります。
このタイミングで
「舞鶴に新幹線を」
という夢のある話を掲げることは、
政治的には非常に分かりやすい構図です。
しかし、実現可能性の低いテーマを掲げて市民の期待を煽ることが、本当に市政として誠実な姿勢なのでしょうか。
そして政府の認識はすでに示されている
さらに重要なニュースがあります。
2026年2月27日、衆議院予算委員会で北陸新幹線の敦賀以西ルートについて質問された高市総理は、次のように答弁しています。
「長い議論を経て決まった小浜・京都ルートが前提」
これは政府としての基本認識です。
つまり北陸新幹線の議論は
小浜・京都ルートを前提
に進められているということです。
現実としては
舞鶴ルートが整備計画として動き出す可能性は極めて低い。
と言わざるを得ません。
政治パフォーマンスに税金を使うのか
それでも舞鶴市は
・誘致決起大会
・市民運動の展開
・機運の盛り上げ
といった活動に
340万円の税金
を使おうとしています。
金額の大小の問題ではありません。
問題は
政治的パフォーマンスのために税金を使うこと
です。
舞鶴市は
・人口減少
・高齢化
・低所得世帯の増加
という深刻な課題を抱えています。
そんな中で
実現可能性が極めて低い新幹線誘致活動
それに税金を使うことが、本当に優先すべき政策なのでしょうか。
「夢」と「現実」
新幹線は夢のある話です。
だからこそ政治的には非常に使いやすいテーマでもあります。
しかし、
夢を語ることと、税金を使うことは別の話です。
市民の議論もないまま
行政が機運を作り
税金で誘致活動を行う。
それは
市民不在の政策
になってはいないでしょうか。
私は思います。
もう無理な話に税金を使うのではなく、
舞鶴の現実の課題にこそ予算を使ってほしい。
それが市民の税金の、本来の使い道ではないでしょうか。

