前回のブログで、私たちが行った「税金滞納の市議に関する給与照会文書の情報公開請求」に対し、舞鶴市議会が「文書の存在の有無すら答えられない」と回答したことをご報告しました。

閑谷ポンプ場の秘密会議の件も同様ですが、実はこの対応、舞鶴市議会自らが定めた「議会基本条例」や「実行計画」にすら反するものであることが分かりました。


📘 議会基本条例 第3条(議会の活動の原則)

舞鶴市議会基本条例では、議会の責務として以下を明記しています:

「情報を積極的に公開し、及び発信するとともに、議会活動に係る説明責任を果たすこと」(第3条第3号)

にもかかわらず、今回のように

  • 実名を伏せた上で事実の有無だけを問うているにも関わらず
  • 「個人情報だから答えられない」として文書の有無すら非開示にした

のは、説明責任の放棄に他なりません。


📑 実行計画:「正しく理解され信頼される議会」へ向けた取組

舞鶴市議会は、令和4年に策定した第21期「基本条例実行計画」においても、次のような目標を掲げています:

  • 「正しく理解され信頼される議会」になるために
    • 会議資料や活動の積極的な公開(3ページ)
    • ホームページや市議会だより等でのタイムリーかつ分かりやすい情報発信
    • 市民の意見を反映させる仕組みの検討

しかし、今回の「文書の存否を明らかにしない」対応は、市民の関心に対し不信と隠蔽の姿勢を示すものであり、自らの実行計画に逆行する行為です。


⚠ 条例と実行計画を自ら破る議会に説明責任はあるのか?

市議会議員は市民の税金で報酬を得る立場です。
その議員が税金を滞納し、調査や差押えの対象になったかもしれない事実は、市民が知るべき公益情報です。

実名や金額を隠す「黒塗り対応」で十分にプライバシーは守れるにもかかわらず、「存在するかも言えない」という態度は、議会の基本理念と完全に矛盾しています。


🗣 私たちは透明な議会を求め続けます

やばいぜ舞鶴、市民オンブズマンまいづるは、舞鶴市議会に対して:

  • 基本条例および実行計画に則った情報公開
  • 公人に対する適切な説明責任の履行
  • 市民の信頼を裏切らない誠実な対応

を強く求めていきます。

この問題に関心を寄せてくださる市民の皆様、どうか一緒に声を上げてください。

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