源泉交遊さんからの投稿です。

冬の訪れを告げる木枯らし一号がいよいよやって来た。
今年の夏は特別の暑さに閉口したが、季節は巡りいよいよ寒い冬の到来らしい。
当局があれだけ熱く語っていた“看板政策'’の「夢のような『中央図書館』整備構想」(舞鶴市図書館基本計画)にも冬の寒気は容赦なく吹き付ける季節がやって来た。

このようなことを言えば、にわかには信じがたいと思われる方もあるかも知れないが、実は「夢のような図書館整備構想」は市民に発表され諮られる前に、当局と関係建設業者の癒着構造の中ですでに出来上がっていたものを、一応‘‘正当化’'するための「言い訳」としてのアリバイ作りのために市民に問いかけたものだった。従って、2  0  2  4年1月から始まった

「図書館市民ワークショップ」も「市民フォーラム」も実は当局の責任逃れのための装置に 過ぎなかったし、業者との癒着の中で出来あがっていた「中央図書館構想」を正当化しよう とする行動の一環であった。
「ワークショップ」では当局の意向に沿うように市民の“意見の 酸成’'を謀り、「市民フォーラム」では反対意見のガス抜きを図るという当局の常套作戦だっ たようだ。
しかし市民の“意見の醸成’'を謀り‘‘意見の養殖’'を企てるようなことは民主主義に 反する行いであり、また、ガス抜きを図って事なきを得ようとするのも市民無視の姿勢であ り、いずれも民主主義に反する行為である。
これらは権威主義の常套手段であって、民主主 義国家の中で許される行為ではない。それにも関わらず、当局は立場を利用して「舞鶴市都 市計画」の改ざんまで手を染めて、自らの不都合を覆い隠そう企んでいだ。
「都市計画の改 ざん」は公文書偽造又は捏造に当たり、れっきとした“犯罪’'である。
「都市計画」は中央図書館構想の有力な根拠の一つであり、都市計画の中身から不都合な項目を削り、自らの計画 に沿った内容に書き換えることは、当局の計画の正当性を裏付ける材料にもなり、逆に否定 的な記載は当局の意向を無にする根拠にもなってしまうという重要性を認識したからにち がいない。
当初の「都市計画」は、この夏、突然図書館から消された、それは上からの指示 で図書館資料の公開を指し止めたためであったようだ。当初の「都市計画」の内容は記憶によれば次のような内容であった。
まず、市はコンパクトシテイを意識して西地区東地区共に 公共交通機関を中心にして、街の賑わいを目指す開発を志向するとするもので、西地区のJ  R駅の東側の土地(中央図書館建設予定地)は、鉄路が西舞鶴の街を分断しており、人々が 集まる施設に使用するには不向きであるとの指摘がなされていた。
しかし、当局が新たに発 表した「都市計画?」には、当該の土地はJR西舞鶴駅とも隣接しており、JRを利用してい る多くの学生の図書館利用が期待できるとしたものであった。
また、東舞鶴地区については、 JR東駅周辺を中心に賑わいを創るために、図書館などの誘致も考えられるとのコメントが 記されていたが、その部分は全く削除されていた。
ここで主張するつもりはないが、「都市 計画」に忠実ならば「中央図書館Jは、まず東駅周辺に建設すべきものであったことになる。

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