舞鶴太郎さんからの質問です。

【ご意見・ご要望】 お疲れ様です。御教授下さい。
舞鶴市の公共工事の工事積算資料、工事仕様書は市の職員が作成していると思いますが、ノウハウがない方がどのように作成されているのでしょう?
まさか業者依頼し作成、入札しているのでしょうか?
工事関わる監督される方も無資格では、???です。
御多忙の中申し訳ありませんがお願いいたします。

解答

ご質問ありがとうございます。
舞鶴市の公共工事に関する 工事積算資料や工事仕様書の作成 についてですが、実際には次のような状況が確認されています。

1. 工事積算・仕様書の作成体制

本来、地方自治体では建築や土木の有資格者が内部で積算業務や仕様書を作成するのが望ましい体制です。
しかし舞鶴市の場合、情報公開請求の結果、建築・土木分野の専門資格を持つ職員が在籍していないことが判明しています。そのため、職員が独自のノウハウで積算を行う体制は事実上存在していません。

2. 実際の運用

市は、国や京都府が公開している「設計単価表」や民間の積算資料を参照して工事費を算定しているようです。
ただし、専門知識や実務経験がない中での積算は精度に疑問が残ります。場合によっては、設計や積算の業務そのものを外部のコンサルタントや設計事務所に委託し、その成果物を基に入札を行っている可能性も否定できません。

3. 工事監督の資格問題

工事の監督についても、建築士や施工管理技士などの有資格者が市にいない現状では、十分な監理体制が取れているのか強く疑問が残ります。本来、監督官庁として市が工事を管理すべき立場にあるのに、資格や経験を持たない職員に任せてしまうのは制度的な欠陥です。

まとめ

  • 舞鶴市には建築・土木の有資格職員がゼロ。
  • 積算は国・府の単価表や民間資料を参照しながら行っているが、専門性が欠如。
  • 仕様書作成や積算を外部委託している可能性が高い。
  • 工事監督も無資格の職員で行われている恐れがあり、公共工事の品質・安全性に直結する大きな問題。

市民の立場からは、こうした体制は「チェック機能が不在」であり、今後の公共工事の質やコストにも影響を及ぼしかねません。
私たち市民が引き続き監視していく必要があります。

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