
舞鶴市が令和7年度に実施予定の「ヘリコプター臨時離着陸場整備事業」。
田井原子力防災センターに隣接する**旧田井小学校のグラウンド(約1,500㎡)**に、緊急時用のヘリポートを整備するという計画です。
能登半島地震を受け、孤立地域への空路避難を確保すること自体は理解できます。
しかし、今回の予算には**「測量業務」や「設計業務」まで盛り込まれている**のです。これは本当に必要なのでしょうか?
✏️ 測量の必要性、ありますか?
今回整備される場所は、もともと旧田井小学校のグラウンド。
広さは**約1,500㎡**もあり、市街地のように用地トラブルが起きる可能性もほぼゼロ。
参考までに、防災・救急用に使用されるBK117型ヘリコプターに必要な地上スペースは
わずか11.0m × 13.03mの矩形(約143㎡)。
つまり、旧田井小学校のグラウンドには10機以上が同時着陸できるだけの広さがあるのです。
それにもかかわらず、「用地測量」や「詳細設計」といった調査業務に多額の予算がついている――。
これは本当に合理的と言えるのでしょうか?
💸 財源は“京都府の交付金”=無駄遣いしてもいいのか?
この事業の予算は2,432万円。
財源は原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金、いわゆる“原発マネー”です。
つまり、舞鶴市の持ち出し(一般財源)はゼロ。
だからといって、「もらったお金だから何に使ってもいい」という発想は危険です。
その交付金も、もとをたどれば国民の税金です。
見えにくいところで無駄遣いが横行すれば、信頼は一気に崩れます。
❗測量・設計ありきの事業計画こそ見直すべき
防災名目で、形式的な事業に予算を組み、必要以上に業務を膨らませる。
その背景には、「お金がついたから使い切ろう」という発想が透けて見えます。
本当に大事なのは、“命を守る”ことと“税金を守る”ことのバランスです。
過剰な測量や調査を行うより、今あるリソースを活かす方法を検討すべきではないでしょうか。
🎙️ 市民として問いたい
舞鶴市は、この事業にどこまで説明責任を果たしているでしょうか?
- なぜ測量が必要なのか?
- なぜ1,500㎡のグラウンドにわざわざ設計業務が必要なのか?
- 交付金だからといって、無駄な支出をしてもいいのか?
市民の声がなければ、こうした“見えないムダ遣い”は繰り返されます。
📢 あなたはどう思いますか?
ぜひコメント・シェアで声を届けてください。
一緒に、「必要な支出」と「不要な支出」を見極めましょう。