
【舞鶴市民のみなさん、そして舞鶴を応援しているみなさん! 森本たかしです。】
舞鶴で“幻のポンプ場”に12億円!?結局、何があったの?
今回は、ちょっと信じられない話です。
舞鶴西地区で水害を防ぐために作ろうとした「閑谷ポンプ場」。
でも、この工事が途中で止まっちゃって、
税金が9億円以上ムダに使われちゃったかもしれないんです。
しかも、その理由が――
「調査不足」「設計ミス」「体制ボロボロ」「責任グチャグチャ」。
どういうことなのか、わかりやすく解説します!
さらに詳しく知りたい方は
https://yabaize.jp/kadai/sizutani
ポンプ場って何?なぜ必要だったの?
きっかけは、平成16年の台風で舞鶴が大きな浸水被害を受けたこと。
「これじゃいかん!」ということで、
川に水を流すポンプ場を作って、水害を防ごうとしたわけです。
その工事費、当初の予定で12億円。
調査が甘すぎた!川の中を調べず設計スタート
なんとこの工事、川の上に作るのに、川の中の地盤調査をしていない!
「船をどかすのが大変だから」って理由で、
陸の一部だけ調べて終わり。
これでちゃんとした設計ができるわけ、ないですよね…。
最初からケチってた設計費がトラブルの元
設計を担当した会社は、予定より半額以下の価格で落札。
これじゃ、しっかり調べる時間もお金も足りません。
そしてできあがったのが、
現場と合わないザル設計。
そのせいで、工事を始めたあとに次々と問題が見つかって、
設計を何度もやり直し。
結果、工事費がどんどん膨れ上がり、21億円に。
結局ポンプは完成せず、工事は中止に…
土木工事に15億円使ったけど、
建物も電気も、まだ未発注。
つまり、ポンプはまだ動かない。
このままでは、水害対策になってません!
舞鶴市役所の対応がグダグダすぎる
・設計のチェックは、同じ部署内の人が目で見て終わり
・専門家のダブルチェックなし
・部署や担当者がころころ変わって、継続性ゼロ
・技術職員がいないのに、ムリな仕事を一般職員に任せる
なんと、残業350時間以上やってた職員もいたそうです。
コンサル会社も無理ゲーだった?
実は設計会社も、
「こんな条件じゃ無理!」って何度も言ってたらしいです。
でも市側は、「予算内でなんとかして」と押し切るばかり。
結果、どんどん設計を変えて、最後は破綻…。
このままじゃ、また同じことが起きる
しかもまだ、問題は終わってません。
- 税金9億円超がムダになったかも
- 国や府からの交付金(12億円分)の「返金」を求められるかも
- 工事業者との裁判も続いてる
- 今後、舞鶴には大きな工事の補助金が来なくなるかも
行政ミスをうやむやにさせないために
この工事は、ただのミスじゃない。
「準備不足&チェック体制ゼロ」でスタートしたのが根本原因。
市民の税金を使っている以上、
これはちゃんと責任を明らかにすべきです。
そして同じことを二度と繰り返さないように、
舞鶴市役所は組織の立て直しが必要。