
源泉交遊さんからの投稿です。
奇妙な現象には奇妙な原因があります。rなんだこりや?Jと思ったことに、当局が唱え続けている「株式会社舞鶴市』論という奇妙な論理がまかり通っていますが、この論理が今や当市当局の思考の根幹となって「図書館問題」にまでも複雑に影響をもたらしています。
元々このヘンテコな思考を発案したのは、前市長の経費節減への言わば言い訳であっ た。このあやふやな論理、『株式会社舞鶴市』論なるものは、r株式会社」と言う組織と「自治体組織」という性格を異にする二つの組織を言葉の上だけで合体したもので、このような社会
組織など、どの辞書にも記載なく、ましてや社会学でも唱えた学者は見当たらない。
とすると前市長はよほどの組織学の天才であったのか、それとも組織学の音痴であったのかであるが、誰も学会で新思考として認めてはいない組織体制などは架空のものに違いない。つまり前市長は、自身の便宜上の方便として使用しだしたが、市の行政の中で不思議に誰一人異議を唱える者もなく、自らのカリスマ性と親和性があったのか、スンナリと行政の中になじんで受け入れられ定着してしまったように見受けられます。
元々「株式会社Jは営利組織体であり、「舞鶴市」という「公」とは目的と性格 を異にする組織の体制です。その二つを合体し組み合わせたような奇異な組織体制は現実にはあり得ません。例えば、「木」に「竹」を接ぎ木するような無理な組み合わせですが、前市長のご都合主義とカリスマ性が、この胡散臭いとんでもない論理を当市に定着させてしまいました。その結果、市当局の規律は薄められる反面、株式会社の持つ商業主義(儲け主義)は強化され、規律からの解放で当局の方針は「なんでもあり」が主流となり、組織の碁本である
「市職員倫理条例』すらも無視してはばからない当局のご都合主義がはびこりだしま した。
「倫理条例J(東西市民の不公平を戒めている)すら平気で無視して、こともあろう か市当局の幹部が条例違反の旗振り役として東西の市民の不公平を煽っていることになっています。ここに「回書館問題Jの見えざる落とし穴が隠されている一面があると指摘できます。これはまるで、どこかのヤブ医者が、エビデンスもなく、自分に都合よく適当な病名をつけ、処方箋をしたためたがその薬が「劇薬Jであったため、その副作用に悩まされ続けている患者が今の市の現状であり、同様に[中央図書館問題」もその真っ只中ある様に見えてくるというのも満更見立て違いとはいえますまい。
しかし、今やその前市長も市長選に敗れ、市長の椅子から引きずり下されたが、すっかりその前市長の毒を利用して延命をきたし、要領よく泳いている市幹部や市議会議員は多く、「株式会社舞鶴市」を唱えることで、組織の中で強い影響力を保持しているようです。また、指導力を弱体化してレまっている現市長に着け込むように、前市長との密かつながりを利用して組織に影響力を持ち、己の夢を託そうと企てる当局の幹部や市会議員もある様に見えてくるのは、悲しい現実であるとしか言いようのないもののようです。