
「予定価格を更新せずに入札公告」ってどういうこと?
今回の問題、あまりにお粗末すぎる。
舞鶴市が5月に行った公共工事の一般競争入札で、「予定価格」を誤って公告したのです。
その額、なんと56万円もズレていた。
この予定価格は、業者が入札金額を決める上での“基準”となる数字。
それを間違えるなんて、致命的なミスです。
電子と紙で情報が違う? そんな入札あるか!
もっと驚くのはその後。
電子入札の業者には、手続きの途中で正しい予定価格が伝えられていた。
しかし、紙で入札した業者には訂正情報が伝わらないまま、5月29日に入札が実施されました。
これは明らかな「情報格差」です。
結果、紙の業者は古い誤った情報を元に入札することになり、不公平な競争に参加させられたわけです。
これが「公平な公共入札」と言えるでしょうか?
指摘されるまで誰も気づかなかった舞鶴市の体制
ミスが判明したのは入札翌日の5月30日。
ある業者が「公告された価格と実際の結果が違う」と指摘し、ようやく発覚。
つまり、市役所の誰一人として「公告の段階での間違い」に気づいていなかったということ。
これ、完全に組織としてのチェック体制が機能していない証拠です。
「担当者のミス」で済ませていい問題ではありません。
なぜ再入札だけで終わるのか?市民への説明責任は?
舞鶴市は「公平性を欠いた」として、再入札を実施する方針を発表。
それ自体は当然の対応ですが、問題はその“先”です。
- どうしてこんなミスが起きたのか?
- なぜ事前に誰も確認しなかったのか?
- どんな再発防止策をとるのか?
市民が納得できる説明は一切されていません。
「再入札で済ませました」では許されないのです。
市民の信頼を裏切った代償は大きい
公共工事の入札は、税金をどう使うかを決める重要なプロセスです。
今回のミスは、入札制度そのものの信頼性を傷つけるもの。
そして最終的にそのツケを払うのは、わたしたち市民です。
市は、事業者や市民に対し真摯な謝罪と説明責任を果たすべきです。
結論:「またミス」では済まされない
舞鶴市はこれまでも、ミスや不手際がたびたび報じられてきました。
今回のような基本中の基本を間違える事案が続けば、市政全体への信頼が揺らぎます。
「またミス」ではなく、「二度と起こさない」体制を作らなければいけません。
私たち市民も、行政の動きをしっかり見張っていく必要があります。
【やばいぜ 舞鶴】