
伊達直人さんからの投稿です。
ウズベキスタンは、[中央アジア 5ヵ国]に属している国の一つです。
この中央アジアの宗教は、イスラム教が主流の地域なのです。
ここウズベキスタンも、国民の90%がイスラム教を信仰しています。
日本人がイスラム教と聞くと、まず思い浮かぶのが[テロや紛争]です。
またイスラム教徒は、1日5回の礼拝を行うことが義務付けられていることが知られています。
食事にしても制限があって、豚肉やアルコール類は口にできません。
細かく説明すると、ハム,ソーセージなどの加工食品もダメで、あとはアルコールを含んだスィーツも食べられないとのことです。
それにラマダンといってイスラム教では1ヶ月間にわたり、日の出から日没まで一切の飲食を断つ[断食]が義務付けられています。
断食の目的としては、空腹や喉の渇きの苦しみを自ら体験することで、貧しい人々や飢えで苦しんでいる人々に寄り添い、神の恵みや日々の生活に感謝することが最大の目的のようです。
ウズベキスタンの住民は、この教えのもと日本人抑留者に果物などの食べ物を与えてくれたのでしょう。
私たちの暮らしている日本は、[仏教]の国です。
その仏教の教えや年中行事を、生活や文化の一部として自然に取り入れているのが日本です。
仏教では宗派の違いはあるものの、[遺骨]は故人の存在そのものとして捉えられ、遺族が精神的につながりを感じ、供養するための大切なよりどころになっているのです。
80年が過ぎた現在も、ウズベキスタンで犠牲になられた800人以上全ての日本人抑留者の遺骨が日本に帰ることなく、この地に眠っているのです。
イスラム教が主流のウズベキスタンでは、埋葬された遺体を掘り起こすことや、現地調査は宗教的な観点から強い抵抗があるようです。
東京の『千鳥ヶ淵 戦没者墓苑』には、シベリア抑留などで亡くなられた身元不明の遺骨が多く納められています。
鴨田市長はイスラム教徒が90%を占めるウズベキスタンのリシタン地区と、友好を目的として姉妹都市提携を結びました。
姉妹都市になるには相互理解が一番重要だというのに、舞鶴市民のほとんどの人はイスラム教を理解していないのではないでしょうか。
ウズベキスタンに観光に行く際、女性は“肩出しファッション“や“ショートパンツ“はマナー違反とされ、スカーフも持参した方がよいとされています。
鴨田市長は、『日本人抑留者の歴史』を知らないウズベキスタンの住民のところに、舞鶴の子供たちを行かせて交流が深まるとでも思っているのでしょうか。
力尽きてこの地で犠牲になられた方々の想いを、果たして舞鶴の子供たちは受け止めているのでしょうか。
【追伸】
舞鶴引揚記念館のこれからの取り組みとしては、抑留の史実を正しく子供たちに継承することと、あとは性暴力などで妊娠した女性引揚者が、現在の舞鶴医療センターで強制的に中絶させられた事実など、戦争で犠牲となった多くの人々や、遺族の心情に寄り添う展示や取り組みがこれから重要になってくるのではないでしょうか。
また、辛くも旧ソ連から引き揚げてきた人々は、『アカ(共産主義者)』という謂れのないレッテルを貼られ、深刻な就職差別を受けたことも継承しなければならないことです。
伊達直人

