
地方行政は、どうしても
「人口を増やす」
「若者を呼び込む」
「最先端医療を維持する」
「観光で大逆転する」
みたいな“成長前提”で話をしがちです。
でも現実には、日本全体が人口減少しています。
その中で地方都市だけが急成長する。
しかも、全国の自治体が同じように移住者争奪戦をしている。
これはかなり厳しい。
だからこそ、これから必要なのは、
「出来ないことを認める勇気」
だと思います。
人口増加を前提にした都市計画。
拡大前提の公共施設。
維持できない行政サービス。
こうしたものを一度整理しないと、地方財政は持ちません。
もちろん、「だから何もしない」ではありません。
むしろ逆です。
人口が減る前提で、どうやって持続可能な街にするか。
ここへ発想を切り替える必要があります。
例えば、
- 人口増加ではなく「人口流出を少し減らす」
- 最先端医療ではなく「最低限の医療を維持する」
- 巨大観光ではなく「地域経済を回す」
- 拡大型行政ではなく「縮小しても維持できる行政」
こういう現実的な方向です。
特に重要なのは、
「全部を維持しようとしないこと」
です。
人口が減るのに、
施設だけ増やす。
事業だけ増やす。
イベントだけ増やす。
これを続ければ、最後は維持費で破綻します。
だから今後は、「何を残し、何を諦めるか」
これを冷静に決める時代です。
そして行政に必要なのは、夢を語ることではなく、
👉 限られた予算で街を長く維持すること
だと思います。
人口減少時代は、“成長競争”ではなく、
「縮んでも壊れない街を作れるか」
の時代だと私は思います。

