■ 総額

一般会計予算:420億3,967万円

まず押さえるべきは、この規模感です。


■ 歳入の構造

① 市税:115億2,950万円

  • 個人市民税は増加
  • 固定資産税は微減

→ 景気はやや持ち直し傾向だが、資産税は伸び悩み
→ 自主財源は強いとは言えない


② 地方交付税:72億7,800万円(前年比減)

→ 交付税が減少している点は重たい
→ 依存財源が減る中での財政運営


③ 国庫支出金:75億6,713万円(増)

→ 国依存度が上昇
→ 補助金ありきの事業構造


④ 市債:26億730万円

→ 前年より減少
→ それでも借金は継続


■ 歳出の構造

1位:民生費 149億5,706万円(約36%)

高齢者・児童・生活保護関連が中心
高齢化率を考えれば、今後も増加圧力


2位:総務費 63億4,484万円

DX・施設整備・防衛関連補助事業など


3位:教育費 55億2,863万円

中央図書館整備など大型事業あり(債務負担行為計上)


公債費:36億4,577万円

借金返済だけで約36億円


■ 人件費と市税の関係

人件費(一般会計):約79億3,000万円
市税:115億2,950万円

79億 ÷ 115億 ≒ 約69%

つまり、

市税収入規模の約7割に相当する人件費

という構図になります。

※もちろん人件費は市税のみで賄っているわけではありません。
一般財源には地方交付税等も含まれます。

しかし、市税との比較で見たときの規模感は非常に大きい。


■ 財政構造の本質

・市税 115億円
・人件費 約79億円
・民生費 約149億円

市税だけでは到底まかなえない構造。

つまり、

交付税依存型財政

が前提になっています。


■ 全体像を一言で言うと

✔ 社会保障費は膨張傾向
✔ 自主財源は強くない
✔ 交付税は減少
✔ 国依存度は上昇
✔ それでも大型施設整備は継続


■ 構図

「守りの予算」の中に選挙対策としての「箱モノ」が混在している。

これが令和8年度予算の特徴です。

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