
ペンネームその辺のおっさんからのご質問です。
いつも地域の情報発信にご尽力されていることに敬意を表します。
先日の動画で触れられていた「学生のウズベキスタン派遣」について、現場に関わる者として一つだけ共有させていただきたく、ご連絡いたしました。
現在、日本の介護現場では15か国以上の外国人の方々が働いており、その中にはウズベキスタンの方々も含まれています。
ご承知の通り、外国人材がいなければ運営が難しくなる施設も全国に多数あり、舞鶴市でも同様の課題を抱える事業所があります。
「日本人がすべきことを外国人に任せている」というご意見も理解できますが、現場では日本人だけでは支えきれない状況が続いています。外国の方々が日本の介護を支えてくださっているという現実を踏まえたとき、今回の派遣についてどのようにお考えになられるか、改めて伺いたく思いました。
地域の未来を考えるうえで、事実に基づいた議論が深まればと願っております。
お忙しいところ恐縮ですが、ご認識を共有できれば幸いです。
回答
お世話になります。
森本たかしです。
ご丁寧なご意見をいただき、ありがとうございます。
また、現場の視点からの貴重なお話を共有していただいたことにも感謝いたします。
ご指摘の通り、日本の介護現場では多くの外国人の方々が働いており、その中にはウズベキスタンの方々もおられます。人材不足が深刻化する中で、外国人材が現場を支えているという現実については、私も十分理解していますし、そのこと自体を否定する考えは全くありません。むしろ、日本の介護を支えてくださっている外国人の方々には感謝すべき部分も大きいと思っています。
ただし、今回私が動画で問題提起した論点は、外国人材の受け入れの是非ではありません。
あくまで、
・中高生を海外(中央アジア)へ派遣することの安全性
・その費用を税金で負担することの妥当性
・本当に教育効果が高い事業なのか
という点についてです。
例えば私個人の感覚としては、もし自分の子どもであれば、現在の国際情勢の中で中央アジア地域への派遣には絶対にいかせません。
仮にアメリカや韓国でも心配なのに、戦争をしている周辺国への派遣は自分の子が対象なら、絶対に許可しません。
ですが、私は国際交流そのものに反対しているわけではなく、方法としてはオンライン交流など、より安全で継続的な形もあるのではないかと考えています。
また、外国人労働者の問題については、むしろ別の大きな課題があるとも感じています。現在の日本の制度を見ると、外国人材が「安価な代替労働力」として扱われている側面があるのも事実ではないでしょうか。本来であれば、
・仕事に見合った賃金
・適切な労働環境
・生活面での支援
などを含めて、きちんとした待遇を整えることが前提であるべきだと思います。
実際、コロナ禍では多くの外国人労働者が職や住居を失い、不安定な立場に置かれたケースもありました。もし「人手不足のときだけ頼り、状況が変われば切り捨てる」という形が続けば、社会の分断や治安の悪化につながる可能性もあります。
だからこそ私は、外国人の方に働いていただくのであれば、日本社会として相応の責任を持つべきだと考えています。
外国人材の問題は、日本の人口構造や労働政策、介護制度とも深く関わる非常に重要なテーマです。その意味で、今回いただいたご指摘は大変示唆に富むものだと感じました。
今回の派遣事業についても、賛成・反対という単純な話ではなく、
安全性・費用・教育効果を市民にきちんと説明したうえで議論されるべき
というのが私の基本的な考えです。
現場に関わる方からのご意見はとても参考になります。
今後とも様々な視点からご意見をいただければ幸いです。


