伊達直人さんからの投稿

舞鶴市議会において、提案された『沖縄戦の歴史に真摯に向き合うことを求める決議』は否決されました。

これは、西田昌司氏が沖縄戦の慰霊碑『ひめゆりの塔』の展示について歴史の書き換えと発言したのがことの発端です。

この決議に賛成したのは、共産党議員団の3名だけでした。
私は否決されたことに驚きを隠せませんでした。
西田氏は、一度は謝罪したものの形ばかりの謝罪で居直っていました。

舞鶴市には、戦後『引き揚げ』の歴史があります。
そして、平和を願った『引揚記念館』があります。
この記念館は、戦時中やシベリア抑留など戦争が引き起こした悲劇や、抑留者の過酷なまでの労働体験を後世に語り継ぎ、子供たちに平和の尊さを伝える目的で建てられました。
市内全ての小学校の児童たちは、この引揚記念館に訪れて『平和学習』を行なっています。

亀岡市議会では、この『ひめゆり』発言に対しては『遺憾の意を表明』していました。
自民党の議員が提案して、保守系会派からも賛成者が出て可決したとのことです。

舞鶴市は、戦後80年の長きに亘り『引き揚げのまち』として今に至っています。
舞鶴市議会として『沖縄戦の歴史に真摯に向き合うことを求める決議』を否決するとは、市民としては深い憤りを感じています。

反対をしていたのは、『自民党鶴政クラブ議員団』そして『新政クラブ議員団』『公明党議員団』『超党 市民ファースト議員団』でした。
賛成したのは『日本共産党議員団』だけで、小西洋一幹事長、伊田悦子議員、小杉悦子議員の3議員でした。

舞鶴引揚記念館の長嶺学芸員は、シベリアなどへ抑留されて命からがら帰ってきた人たちを、舞鶴の人々は温かく迎えて『相手を思いやる心』を戦後80年が過ぎた今も忘れてはいけない!と強く訴えておられました。

『夏のボーナス』をべらぼうに高い額をもらって、自分のことしか考えていない、『相手を思いやる心』のない舞鶴市議たちは、自分が恥ずかしいとは思わないのですか?

\ 最新情報をチェック /